木々の緑が深くなる季節、良いお天気の日に46名の方が参加してくださいました。初めての方もたくさん来てくださり和やかな雰囲気で始まった学習会。ニューマン理論の基本的な学習の後、鈴木さんが日々の実践(doing)の中に意識的にパートナーシップのケア(being)を織り込んだ体験を披露してくださいました。パートナーとなった患者さんに力をもらって、自分のセンターに立ち、寄り添い続けることができたという鈴木さん。とてもいきいきしていました。パートナーシップは相互作用であることを再認識できました。実践したケアについて、ニューマン先生の言葉に照らし合わせて丁寧に意味づけをしてみるという、新しい振り返り学習の方法も提案してくださいました。理論の意味を深く理解できる学習方法です。ぜひ皆さんにもお勧めします。
午後は、ニューマン理論に導かれたケアにおける倫理的配慮について講義と意見交換の時を持ちました。‘倫理’という視点でパートナーシップのケアを見つめる機会は、あまりなかったのではないでしょうか。パートナーシップのケアは、極めてパーソナルな内容について分かち合い、ともに意味を見出すケアですから、個人、看護チーム、医療チームで常に倫理的感受性を高めておく必要があります。今回の意見交換では、まず、ケアに携わる自分たちの倫理観のパターンを認識することが大切である!ということに行きつきました。‘こうすればよい’、‘こうしなければならない’というような規則を設け、それを拠りどころとする前に、常に自分たちのパターンに目を向け、そして人の話を良く聴き、より専門職ナースらしい倫理観に自分を高めていく努力が必要であるということです。はっとした方が多かったように思いますが、その後いかがですか?ぜひ、体験や気づきをお寄せください。
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