特定非営利活動法人 ニューマン理論研究・実践・研究会

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対話集会

活動報告

Activity Report

2017年度 第2回ニューマンプラクシス学習会を開催しました

 首都大学東京(荒川キャンパス)にて、第2回ニューマンプラクシス学習会を開催しました。台風が近づく中、雨風にも負けず51名の皆様が参加してくださいました。今回のテーマは、「グループ対話にニューマン理論を導入して~自己のパターン認識を促し、真価を創出していく過程を学ぼう」であり、ニューマンプラクシスの中核である「対話dialogue」に焦点をあてた学習会でした。看護学生や外来看護師、院内のあらゆる看護職のグループといった、実践の場や参加者が異なる3つの貴重なプラクシスの実際が話題提供されました。いずれもが、学習会という場を通じて、グループでの対話を試みたものでした。
 学習会の参加者は、研究者と参加者が変化していくありようが手に取るように分かり、まるで一緒にその場に居合わせているような感覚を持ちました。そして、「どのようにすればグループ対話が深まり、パターン認識が促されるのだろうか?」という関心が高まり、話題提供後の対話が繰り広げられました。学習会という場は、講義のような一方通行の関係になりやすいこと、義務感を抱くようになると、忙しさに負けて継続することは難しいという大きな課題があります。その課題を乗り越えるには、“参画モード”に切り替える-つまりは、学習会に込めた願いや対話の意味を明確にし、学習会をみんなで創り上げる意思を持つことが第一であること、さらにはグループの特徴を理解した学習会の計画、協力者の精選といった戦略も重要である、という結論が導かれました。自分の職場でもニューマン理論を実践したい!仲間と学習会を始めたい!と願う皆様の熱意が伝わるようでした。
 学習会の終盤は、4つのグループに分かれての対話のひと時です。日ごろ実践している看護についてや、戸惑っていること、気になる患者さんや家族のこと・・最初はためらいながら話していた人も、共感してくれる仲間の存在によって語りが促され、自分自身のパターンに気付いていく体験をしました。まさに本日の学習会テーマである「グループ対話」の意味を感じることができたのだと思います。
 皆さんも、ニューマンプラクシス学習会で私たちと一緒に学び、毎日の看護をより良いものにしませんか?第3回ニューマンプラクシス学習会は、2018年2月18日です。是非ご参加ください。

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