日時 | 2018年10月28日(日) 10:00(9:30開場)~16:00 |
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場所 | 首都大学東京 荒川キャンパス 116-8551 googleマップを開く |
対話1 | 自分らしく生きることを選択した患者から学んだ意思決定支援のあり方 |
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対話2 | 特有な世界観を持つ患者との関わりを通じて |
対話3 | 「周手術期患者のリハビリ意欲を高める関わり」 |
第12回対話集会テーマ 「ニューマン理論に流れる倫理観 ~全体論のもとで関係性と文脈を重視した徳の倫理と看護実践~」 ねがい 超高齢化社会を目前にした我が国においては、地域包括ケアの推進という明確な方針が打ち出されています。この方針は、さらなる平均在院日数の短縮化と、病院(入院⇔外来)⇔地域との連携を前提とした役割の分割という側面を持ち合わせています。このような医療情勢の変化は、全体まるごとを理解し、患者・家族の健康体験を尊重した看護実践にどのような影響を与えるのでしょうか。 全体性の見方からみた臨床看護という現象は、看護実践と看護倫理、看護研究、ナースと患者・家族、さらに医療を取り巻く環境の変化などを、切り離して考えることはいたしません。患者・家族が「病院」という限られた施設における関係性を超えて、より多くの地域の人々との関係を築きながら、いまを生きることを支援するために、私たちナースは、専門職としてどのような倫理観に立ち、ナースとしてのミッションを果たしていけるでしょうか。 昨年度、同様のテーマで日本がん看護学会交流集会を開催しました。そこでは、徳の倫理観の基本的な考え方を踏まえ、具体的な事例を用い会場との対話を持ちました。この対話を通してぼんやり見えてきたことは、徳の倫理観に立てば、どの施設においても、あるいは同じような状況においても、標準的な解決策を提供するものではないということです。つまり、臨床の場においては、ルールや原則はもちろん重要ですが、ナース一人ひとりが、目の前に存在する患者・家族の関係性や文脈を踏まえ、その人々のユニークさを尊重し、その人々にとって善であることに深く関心を寄せ、勇気を持って行動し続けることの重要性への理解に踏み出した瞬間でもありました。そしてこのことが、ナース自身の徳につながることを理解しました。 今回の対話集会では、Newman理論における徳の倫理観が、ナースのケアにどのように映し出され、それは患者・家族、あるいは地域のなかで、どのような意味を生み出すのか、具体的な事例をもとに対話を持つことを願っています。この体験は、一人ひとりのナースが、自己の看護実践に流れる倫理観に敏感になり、理解し、目的的にケアを実践するために、必ず役立つであろうと考えました。 (宮原知子) |
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9:30~10:00 | 開場・受付 |
10:00~10:05 | 開会のあいさつ 宮原知子 |
10:05~10:15 | 理事長あいさつ 理事長 遠藤惠美子 |
10:15~10:35 | ニューマン理論に流れる徳の倫理観 宮原知子 |
10:35~11:15 | 対話Ⅰ 自分らしく生きることを選択した患者から学んだ意思決定支援のあり方 提供者:木村智美(公益財団法人天理よろづ相談所病院) ファシリテーター:倉持亜希(大森赤十字病院) |
11:15~11:30 | 休憩 |
11:30~12:10 | 対話Ⅱ 特有な世界観を持つ患者との関りを通じて ~Margaret Newmanの「健康の理論」に流れる 徳の倫理からの考察~ 提供者:森谷記代子(湘南中央病院) ファシリテーター:遠藤恵美子 (NPO法人ニューマン理論・研究・実践研究会理事長) |
12:10~13:10 | 休憩 (昼食は各自ご持参ください) |
13:10~13:50 | 対話Ⅲ 周手術期患者のリハビリ意欲を高める関わり ~全体性のパラダイムに立って患者を理解したとき、 見えてきたもの~ 提供者:本田彩(東京医科大学八王子医療センター) ファシリテーター:早川満利子(東京医科歯科大学医学部附属病院) |
13:50~14:50 | グループでの対話のひととき(会場づくり・休憩含む) テーマ「徳の倫理観の特徴について理解を深める」 |
14:50~15:20 | 全体の共有 |
15:20~15:40 | 理事長スピーチ 遠藤恵美子 |
15:40~15:45 | 閉会のあいさつ 三次真理 |
15:45~16:00 | アンケート記載・解散 |
*正会員の皆さまへ 終了後臨時総会を開催しますので、ご参加ください。 |
116-8551
東京都荒川区東尾久7-2-10
首都大学東京 校舎棟 464・470教室
○会場までのアクセス http://www.hs.tmu.ac.jp/access.html
首都大学東京 荒川キャンパス: 〒116-8551 東京都荒川区東尾久7-2-10
※東京駅・新宿駅から所要約30分です。
(JR田端駅経由・バスの待ち時間除く)
・日暮里駅・西日暮里駅から 舎人ライナー「熊野前」駅下車徒歩3分
・王子駅・町屋駅から 都電荒川線「熊野前」駅下車徒歩3分
・田端駅から 都営バス(端44系統)「北千住駅行」に乗車
「首都大荒川キャンパス前」下車 徒歩0分
・北千住駅から 都営バス(端44系統)「駒込病院行」に乗車
「首都大荒川キャンパス前」下車 徒歩0分
○会場にお越しの際は、公共交通機関をご利用ください。
・定員100名になり次第、締め切らせていただきます。
・参加費(会員2000円、非会員3000円、学生1000円)は、当日会場でお支払いください。
・当日会場にて「NPO法人ニューマン理論・研究・実践研究会」への入会受付をさせて頂きます。入会をご希望の方は、当日の受付前までにお申し出ください。
・ご住所、所属先、Emailアドレスなど登録情報を変更される会員は、事務局までご連絡ください。
・事務局からのご案内メールが届いていない方は、ご自身のメール受け取り設定をご確認の上、事務局までご連絡ください。
・当日の開催に関する緊急の連絡は、HPで行います。必要時ご確認ください。
・質問などご不明な点がございましたら、事務局までメールでお問い合わせください。
〇2018年度 第3回アドバンスド学習会のご案内
日程:2019年2月17日(日)10:00~ 16:00
場所:神奈川県立がんセンター
ニューマン理論・研究・実践研究会では、新しい会員を歓迎いたします。
会員の種別といたしましては、正会員、一般会員、学生会員、賛助会員があります。
正会員および賛助会員を希望される方は事務局にご一報ください。
一般会員および学生会員を希望される方は以下の「入会のご案内はこちら」から
必要事項を入力してください。
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